(Photo:イノシシをとったところからの長野市の素晴らしい眺め)
私たちが日々命を繋いでいくためには、自然の力が絶対に必要です。
しかし現代社会のシステムの中では、その自然の力がとても見えにくくなってしまっています。
例えば食べ物。
食べ物はどこから手に入れるのかといえば、大抵のご家庭がスーパーなどから購入することで手に入れていることでしょう。
しかし肉にしても、野菜にしても、加工された食品についても生産するには必ずどこかで自然の力をかりなければなりません。
食べ物がない=買えば良い
という思考は子どものみならず、私たち大人にも当たり前のように染みついています。
その中で、実際に自然と私達が命という面で結びついているという感覚をどれだけの人が肌身でリアルに感じることができているでしょう。
私たちは将来を担う子どもたち(もちろん現代の大人たちも)がそうした感覚を知らずに成長したときに、地球の未来をどこまで考えてくれるのだろうと思うのです。
自然と自分がつながっている。
当たり前のことを当たり前と思えない現代において、子どもたちにどうしたらこの感覚を伝えることができるのだろうと考えました。
そのためにはまず、私達自身の生活が自然と密接につながっていることが必要だと考えました。
そうした暮らしをしている私達の姿を見ている中で、一緒に生活の一部を共有する中で子どもたちにこうした感覚を伝えられるのではないかと思っています。
自分が育てた野菜を食べることも自然とのつながりを感じる大きな一つであるとは思いますが、やはりそこには真に子どもたちに心にせまった「命を奪った」感覚はなかなか芽生えないと思います。(自分も実際にそうです。)
自分がこの手で奪った命で、今日の自分が生きているという感覚。
それは狩猟でなければ感じることはできないのではないかと思うのです。
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